イベント出店のお知らせ

5月6日(月)は、春日部にある志村酒店のワインイベントに出店させていただくこととなりました。

インポーターや日本の醸造家を招いて、角打ちスタイルでワインを楽しめるイベントです。フードの出店もあり、お酒を飲めない方もお楽しみいただけます。

お酒とチョコレートのマリアージュは、ここます のコンセプトの一つですが、お店ではまだアルコールを提供できておりませんので、ワインとここますチョコレートのマッチングを楽しんでいただく絶好の機会です!

GW最終日、お時間があれば是非遊びに来てください♪

https://www.facebook.com/events/943168909371228/

恭賀新年

新年明けましておめでとうございます。

昨年はご高配を賜りありがとうございました。

店舗工事が進まず、予定していた昨年末のオープンは叶いませんでしたが、今年こそは皆様に美味しいチョコレートをお届できるよう邁進して参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

はじめまして

はじめまして、cocomasオーナーの増田です。
お店のオープンに先駆けて、自己紹介とcocomasを開くことになった経緯を紹介させてください。

私は、小さな頃から、食べることが大好き!そしてとにかくチョコレートが大好きでした!だからと言って、パティシエやショコラティエになりたいと思ったことはなく「食べること」が専門。一番好きなチョコレートは、余計なものが入っていないダーク系の板チョコです。

気になったチョコレートはとりあえず買って食べてみるという自由奔放な学生時代を過ごし、大学卒業後は航空会社に就職。フライト先では様々な国でチョコレート屋さん巡りをしました。特にヨーロッパはチョコレートの歴史も深く生活の一部になっていることから多くのチョコレート屋さんがあり、有名な老舗から名もなき小さなお店まで、様々なチョコレートを食べました。

その後、いくつかの職を経た後、あることがきっかけでワインソムリエの資格試験を受けることになりました。農家だった祖父からのDNAでしょうか、ワインのことを学ぶにつれ、ワインよりも原料の葡萄や産地や栽培方法、醸造に興味を持ち始めました。どのように栽培されて作られるのか自分の目で見たいと思い、山梨の有名なワイナリーの畑を一区画お借りしてオリジナルワインを作るプロジェクトに参加。一年間山梨に通い、栽培方法を教えていただきながらオリジナルのワインを作る体験もさせていただきました。

ソムリエの勉強中に思っていたことは、チョコレートもワインと似ているということ。当時はシングルオリジンやBean to Barという言葉がまだ一般的ではありませんでしたが、いつかチョコレートもワインのように産地や品種に細分化され、作り手が高く評価される日が来ることになるだろうと思いました。そして、ワイン同様にチョコレートそのものよりも原料のカカオの方が気になり、栽培や発酵など上流側に興味を持って真剣に調べ始めました。

ちょうど同じ時期に参加したチョコレートセミナーでシングルオリジンのBean to Barチョコレートを食べて衝撃を受けました。砂糖とカカオしか使用していないというチョコレートから、信じられないくらい柑橘系のフルーティーな味がしたのです。それからは、シングルオリジンのチョコレートばかり気になってしまい、いつか産地に行ってみたいなと思いながら、趣味としてチョコレートを楽しんでいました。特に、ワインを始めとするお酒とチョコレートのマッチングは本当に奥が深く、面白い世界です。一人でも多くの方に、チョコレートの美味しさやお酒とのマリア-ジュの面白さを知って欲しいと思うようになりました。

2015年に勤めていた会社を辞めることになり、旅行でもしようかなと思った時にフィリピン共和国にもカカオがあることを知ります。地球の裏側のカカオよりも同じアジアのカカオが見てみたい!と思い、現地行きを即決。一番大きな産地はミンダナオ島のダバオという場所で、いきなり行ってもカカオを見られるという保証もなさそうだったので、1ヵ月程、現地の語学学校に通うことにしました。

最初はなかなかカカオに辿り着けませんでしたが、徐々に情報を得ることができ、帰国する頃にはいくつかのカカオファームを見ることができました。初めて食べたカカオの実の美味しさたるや、その時の感動は今でも忘れません!

カカオ農園を訪問することができたことは嬉しかったのですが、同時にカカオを作っている人々が必ずしもハッピーでないことを知ります。大きなファームは良い買い取り業者を持っておりとても成功しているように見えましたが、小さな農家はカカオを買い叩かれており、貧困などたくさんの問題を抱えていました。

もやもやした気持ちで帰国した後、もっとフィリピンのカカオのことが知りたい、カカオ農家の環境改善がしたいと思うようになり、再びダバオに戻りました。NGOや現地の企業で働きながら、約2年間カカオに関してのリサーチやボランティア活動などを独自に行い、徐々に現地のカカオ関係者とのネットワークを築くことができました。

カカオの調査に帯同したり、JICA関連のリサーチのお手伝いをしたり、様々なすばらしい経験をさせていただきました。そして、現地カカオ協会の講習に参加してカカオ栽培のノウハウを学び、知り合いの畑を間借りして栽培したカカオからTree to Barチョコレートを作るという目標を達成することもできました。

自分の農園を持ち、一から育てたカカオでオリジナルのTree to Barチョコレートを展開することを目標に現地で準備を進めていましたが、現地カカオ関係者から、フィリピンカカオやその製品を日本で販売する架け橋になって欲しいという要望をチラホラと聞くようになりました。

自分で作ったカカオからオリジナルのチョコレートを作れば、一貫した品質管理が可能となりきっと美味しいチョコレートができるだろう。けれど、現地のカカオ生産者や今後世界的に不足すると言われているカカオの為になるだろうか?一から十まで自分で行ってしまったら、個人的な夢は達成できるけれど、何一つ現地の為にならないということに気付かされます。

フィリピンのカカオは生産量も少なく、日本ではまだあまり知られていませんが、とても品質が良く、高いポテンシャルを持っています。多くの方にフィリピンカカオの美味しさを伝えたいと思い、少し視点を変えてカカオ豆の輸入販売とBean to Barチョコレートのお店を日本で開くことにしました。

適正な価格で豆を買い取り、品質評価のシステムを作ることによって、農民の生活向上を手助けすることができ、より高品質のカカオが生産され、収量も増えていくことに繋がると考えています。また、cocomasの収益の一部をカカオ農家やカカオ農協にフィードバックして、より良い生産環境を作っていきたいと考えています。

お店のコンセプトは楽しみながらチョコレートのことを学べる場所。
植物油脂たっぷりのチョコレートではなくて、カカオとお砂糖だけで作った本物のチョコレートの味を皆さんに味わっていただきたいと思っています。そして、得意のテイスティングスキルを生かしてチョコレートとお酒のマリア-ジュを提案してきたいと思っています。

店名は、カカオの生産量が増えてこれからもずっと美味しいチョコレートを食べられるように、もっと皆さんに美味しいチョコレートを食べてもらえるようにと、cocomas(ここます)と名付けました。
Cocoはカカオのこと。海外では広くこう呼ばれています。そして、Masはスペイン語で「More/もっと」とか「とても」という意です。

ちなみにMasはお酒の枡にもかかっているので、ロゴはカカオと枡になっています。チョコレートお酒を一緒に楽しんでいただきたいという思いが込もっています。

フィリピンに住んで活動した中で最も大きな収穫は、新鮮なカカオ豆で作ったチョコレートはフルーティーでとても美味しいという事がわかったこと。チョコレート作りをしている方でもなかなかこの事をご存知でないと思っています。

cocomasは収穫ごとに買い付けに行き、フレッシュなカカオから作ったチョコレートを提供していきます。オープンまではまだしばらくかかりそうですが、定期的にチョコレートのこと、カカオのこと、フィリピンで学んだことなどをこちらで報告できたらと思っています。

今後とも、お店ごとどうぞよろしくお願い致します。